広報・PR効果測定サービスのWebクリッピングの広報ブログ

PRリサーチ広報ブログ

広報活動の掲載記事調査、
効果測定・分析の効果的な実践方法を紹介していきます。

”最後の”と修飾語をつけるだけで何でも急に気になって来る説。

みなさん、こんな場面に遭遇したことはありませんか。

デパートを訪れて、特に何かを買う予定もなく売り場を歩いていると、「最後の大安売り」といったポップを目にしたり、「この商品、すごく売れていておかげさまで最後の商品となります」といった店員さんの声を聞いてしまい、思わず興味を惹かれたあげくにはその商品を買ってしまう…なんていうことが。

人は”最後”とついたものに強く惹かれてしまうのではないでしょうか。

映画業界では、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年)」が2017年世界興行収入1位、「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦(1989年)」も歴代シリーズで日本興行収入が圧倒的に高かった作品でした。その他にも、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたことで有名な「最後の晩餐」が今もなお高い評価を受けているなど、とにかく”最後の”というワードをつけたがるし、それがついているものが気になってしまうようです。

 

そして明日、また新たな”最後の”ものが生まれます。
それは平成最後の〇〇です。

昨年末に、2019年5月1日より新たな元号が始まることが発表されたため、明日から2019年4月30日までの全ての日が毎日【平成最後の〇月〇日】となります。

そう言われると、今まで何となく過ごしてきていた毎日もちょびっとだけ、どう過ごそうか気になってきませんか…!
今過ごしているゴールデンウイークも【平成最後のゴールデンウイーク】ですし、間もなくやって来る梅雨も【平成最後の梅雨】。8月の末には【平成最後の24時間マラソン】も放送されるし、年末には【平成最後の紅白歌合戦】だって行われる…。
なんだかそう言われると、普段は嫌だななんて思っていたことも楽しく感じるかもしれないし、やってみたことのないこともやってみよう、買ってみよう、試してみようという気になってきますよね。

 

一般的にサービスや商品など様々な情報発信を行う際、いかに既存のものとの差別化を図り、情報を生活者の方々に知ってもらうのかを考えます。そのために「時節にのる」「新商品であることを打ち出す」「タレントを起用する」「イベントなどを開催する」といった施策を広報担当・マーケティング担当として考えるかと思うのですが、差別化が出来たとしてもどの程度、その情報に興味を持ってもらえるかは測りかねる部分があると思います。

 

そこで今回のブログタイトルの【”最後の”と修飾語をつけるだけで何でも急に気になって来る説】に戻るのですが、前述したように”最後の”というワードを織り交ぜることで、人々の興味関心はかなり高まるのではないかと考えています。

 

セールスやコピーライティングの際に使用される心理効果に、<初頭効果>と<親近効果>というものがあります。これは第一印象が大切とされる<初頭効果>と、去り際が大切とされる<親近効果>を活かすことで人の心理に大きな作用をもたらすことが出来るという考えです。
広報の場面で使う言葉に置き換えてみると、「世界初・日本初・業界初」といった文言が<初頭効果>、「一度限り・幻・限定」などが<親近効果>に当てはまるのかもしれません。ここまで話してきた”最後の”は、<親近効果>に含まれますね。
では、どちらの方がより人の心を揺り動かす可能性があるのか…ということですが、「●●初」と付くものは情報発信をする上で定番化してきている印象を受けますが、拡散という視点に立つと限定感のあるワードの方が影響力が強いのではないかと考えています。

実際、過去1年間掲載されたWeb記事を調査してみると、”最後の”というワードが含まれた記事は約183万件、”最初の”というワードが含まれた記事は約108万件と、75万件近く多く掲出されていました。(※Webクリッピングの過去記事検索サービスにて調査、2017年4月1日~2018年3月31日の期間内)

 

今後、情報発信をする際にはどのように拡散をさせるのか。今回はあくまでWeb上かつ特定のキーワードに特化して検証してみましたが、どのようなワードがメディアで取り上げられやすいのかの傾向を読み解いた上で、プレスリリースのタイトルや情報発信をしてみるのが良いかもしれませんね。

この記事のタグ

関連記事

Webクリッピング

Webクリッピングを
利用してみる

今すぐ始める